スラックラインの話題じゃねーのかよ!と思った皆さん、ホント度々すみません。
でもちょっと聞いてください!!
みなさま、シルクスクリーン印刷という手法をご存じでしょうか。
シルクスクリーンとは
シルクスクリーン(Screen printing)は、孔版画の技法の一種であり、インクが通過する穴とインクが通過しないところを作ることで版画の版を製版し、印刷する技法である。出典 Wikipedia
まぁ何と言いますか、つまりそういうことです。
僕の方式は細かいメッシュにデザインを切り抜いたカッティングシートを貼り付け、インクを流し込むというものです。切り抜いた部分にだけインクが付着するといった具合ですね。
なぜシルクスクリーン?
矢島スラックラインズが発足したのにウェアがバラバラだと統一感がないなぁ...ということでWeb上のサービスを使って先月チームアパレルを作りました(Tシャツなど)。
デザインを入稿するだけなので在庫も抱えず、お手軽です。
しかし、サービス料金、高い送料など諸々の兼ね合いでTシャツ1枚にしても高価になりすぎてやってらんねぇ!って思ったのが先月終わり。作った本人が言うなよって感じですが。
もう自分でいろんなものにプリントできればいいじゃんって思って血迷いたどり着いたのがシルクスクリーン印刷という手法。案外手軽にできるみたいです。
そこから色々道具を揃えて実際に印刷までやってみました!
そして幸か不幸か今日は台風の影響で外は大荒れ。
これじゃあスラックラインもできないしね。
印刷の手順
さて、印刷の準備。用意したシルクスクリーン用の版と印刷する生地。生地はもう版の下にひいてあります。この版の上にインクを垂らして伸ばしていくことで印刷できます。先に述べたとおりデザインはカッティングシートを切り抜いて、版に貼り付けています。
紺色の布に印刷するので白いインクに加えてインクの乾燥を大幅に遅らせるメディウムをまぜまぜ。

ターナー色彩 メディウム ゴールデンアクリリックス シルクスクリーン メディウム GL350925 350ml
- 出版社/メーカー: ターナー色彩
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
申し訳ないんですが版の上にインクをのせた写真はないです。
なにせ印刷は時間との真剣勝負。余計なことに気をまわしていると、印刷は絶対に成功しません。
嘘です。撮り忘れてましたごめんなさい。
版にインクを乗せたらスクイージというインクを伸ばす道具を使います。メッシュにインクを落とすように版の上を版画するみたいにスリスリしたらOK。
さて、インクをつけた版を外して印刷の仕上がりを確認ですよ。この緊張感がたまりませんね。まぁ器用な僕のことですから超絶最高の仕上がりになっているに間違いありません。
は?
?
ああああああああああああああああああああああああああああああああ
失敗したあああああああああああああああああああ!!
盛大に失敗した!
インクを伸ばすスクイージの押し付けが足りなかったんだ!
さらにインクも足りなかったかも!
一生の不覚です。でも人生失敗続きの僕ですから、もはや失敗には慣れっこです。
失敗というのは成功のためのデータに過ぎませんからね(血涙
もう一度準備して印刷ですよ。
ほら、今度はどうです!綺麗に刷れましたね。
全然楽勝でしたよ(震え声
調子が乗ってきたら一気に印刷していきましょう。
デニム生地にも綺麗に入りましたね。かすれは印刷の味ってことにしてください。
パーカーにも入れてみます。ロゴはもう少し大きくてもいいのかな。
写真は白く鮮明に印刷できてますが、乾いてくると恐ろしく薄くなって絶望しました。
黒い生地に白インクの印刷はコツがあるみたいです。
印刷に使った版はすぐに洗わないと、インクが固まって使えなくなるようです。
洗って干しましょう。カレンダーが昨日のままになってますが、気にしないでください。我が家は現し世(うつしよ)とは時間の流れが違うので。
今後について
版ができてしまえば色々なものに印刷できることが分かりました。
しかし、まだ洗濯など試していません。これでインクが落ちないならチームTシャツはシルクスクリーン印刷で作ります。
印刷の精度もあげていきたいところですね。また報告します。
何やかんややっているうちに台風も過ぎ去りこの地にも光が差しました。